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2008年 01月 20日

Asuka II world cruise 2006 No.10 Life on the ocean / 洋上生活

                                   2006/09/04(Mon) 21:42 他サイト初掲載
                                                         4 コメント


2006年4月17日(月) (早朝2:00 時差調整30分 日本との時差 -4:00)         
English follows Japanese.

船上の一日/ An ordinary day on the ship

Asuka II world cruise 2006 No.10 Life on the ocean / 洋上生活_e0140365_2221096.jpg


朝食は7:00から和食・洋食ピュッフェを9:00頃までにそれぞれ好みの階で取る。和食は必ず魚の料理が出るが、これがとてもバライエティ豊かで魚嫌いの夫が最後には魚好きになってしまったほど。シェフの細心の心配りと優秀な技術が伺える。洋食朝食ビュッフェは上級なホテルのビュッフェとほぼ同じ。でも毎日目新しいものが並べられている。朝食の前に気功教室に参加する人もいれば、一周400mほどあるデッキでジョギングやウォーキングをする人もいる。
9:00頃からあちこちで各種教室、講座などが開かれそれに参加するもよし、映画館があるので映画を見るもよし、あちこちのラウンジで友人同士おしゃべりを楽しむのもひとつ、プールに行く人あり、テニスに興じる人あり、日がな一日グランドスパに出たり入ったりして入浴ライフを楽しむ人もいる。

図書館で読書といいたいが今度の船の図書館は蔵書も前に比べて少なく、小規模になり落ち着かない。初代ASUKAの図書館はそれはそれは贅沢な造りであった。木製の書架に革張りのどっしりした椅子。ところどころに瀟洒な小型デスクがあって個々にリーディングライトもついていた。ひそやかに過ごすには最適の場所だった。

初代船を惜しいと思うのは図書館とメインラウンジから吹き抜けの壁に描かれた田村能里子氏の見事な壁画である。美しいアジアの女性たちがたおやかにも力強く描かれ、たちのぼるようなかぐわしさを放っていた。今はドイツの船となってしまったが、あの女性たちはいまも健在だろうか。いつかまた会うこともあるかもしれない。というわけで今回読書はデッキの椅子で海の音を聞きながら、またはあちこちにあるラウンジの椅子に体を埋めて好きなだけの時間むさぼる。電話も来ないし、玄関チャイムもならない。クリーニング屋も来なければ、宗教の誘いのインターフォンに腹を立てることもない。このところ荷物に放り込んできたSusan Hertog著「Anne Morrow Lindbergh--Her Life」を読みふけっている。
今日は午前中私はタップダンス教室に行って久々のタップをする。しばらく銀座までタップのレッスンに通ったことがあるが、いつの間にか立ち消えてしまっていた。一汗かく。そのあと昨夜のコンサートの出演グループ「cocoro*co」のコーラス教室に出てゴスペルを教えて貰いおおらかに声を出して気分爽快。ようやくあちこちの教室をのぞかせてもらう意欲を取り戻したようだ。でも昨日プリッジ教室を訪れたら既に講座はだいぶ進んでいてついていくのが難しい。コントラクトブリッジはとても頭脳を使う興味深いゲームだが4人そろわないとプレイできない。次回は初日から出席し教えを乞おう。
昼食も和食・洋食ビュッフェ両方ある。日本の船のいいところは日本食がとても充実し変化に富んでいることだ。チラシ寿司、うな重、ざるそば、天そば、などなどが昼食に用意される。今日はお昼はいわゆる日本の「ラーメン」。とても人気がある。
午後もブリッジ教室、アクアビクスetc.あり。 パートナーは今日はドラム教室にでかける。私はたいてい午後は読書か海風に吹かれてボーっとして過ごす。今日は海を見ていたら飛魚が豪勢に飛翔するのでその飛翔距離に感心していると、突然海面から、4m~5mほどもあろうかと思うような大魚が垂直にジャンプして、空中で身をくねらせて踊り、海面に大きなしぶきを残してあっという間に海中に消えた。瞬時の出来事であった。何の魚かはわからないが不思議に得した気分でずっとその光景がフラッシュバックのように戻ってくるのを楽しんだ。
(帰国して多くのメールをチェックしているとはたと手が止まった。親しかった人の逝去の知らせが目に飛び込んできてすくんでしまった。4月17日この日に他界されたとのこと。私はインド洋上で何も知らずこの日をすごしたのだ。後で振り返ってみると、ふとあの夢のような大魚が彼女の化身ではなかったか・・・さよならを告げに来てくれた使者だったのかもしれぬ、それとも毎夜南十字星を眺めている時に美しい流れ星が長く長く尾を引いていくのを見たが、あれこそが友が別世界に飛び立って行った姿だったのか…などと思いをめぐらせる。惜しさと、懐かしさと、悲しさでいっぱいになる。ご冥福をお祈りいたします。)
夕食はドレスコードが「カジュアル」の日は普通の和食、または洋食のフィックスメニュー。これも長期間船に乗る人のことを念頭に置いたヘルシーで飽きの来ない工夫がなされたもの。「インフォーマル」、「フォーマル」日の食事はより豪勢で華やかなものとなる。サラダドレッシング、スープ、メインコースは選択肢がありどれも美味しそうで迷うほど。時折日本でも有数のトップシェフがゲストシェフとして乗船し絶妙かつ贅沢な料理を振舞ってくれる。
そして毎夜の「ギャラクシーホール」でのエンターテイメント。これも見に行ってもいかなくても誰も文句を言う人はいない。今夕は若手の三味線プレーヤー上妻宏光氏。ピアノの野崎洋一氏、民謡の横川裕子氏を伴ってのユニークなもの。「三味線」と記すより「シャミセン」の文字のほうが似合う演奏。古典和楽器の新分野がどんどん開拓されていくのは楽しいことだ。

ナイトライフも生オーケストラで踊れるダンスホール、バー付カラオケルーム、シガーバー、ピアノ演奏のあるクラブ、実に豊かなレパートリーを持つフィリピンのバンドが入るラウンジ、コンピュータールーム、あちこちのデッキ・・・好みの場所で親しい人とまたは一人で明日の寝坊を気にすることもなく過ごせる。
洗濯、クリーニング: 洗濯は全自動洗濯機と乾燥機を備えたセルフランドリー室が各階の中央部にあり無料利用できる。洗剤も用意されている。部屋番号のついたランドリーバッグを利用している機械にかけるようになっている。取りに行くのが遅れると常駐のフィリピン人スタッフがその袋に済んだ洗濯物を入れてフックにかけておいてくれる。24時間使用可。クリーニングサービスの利用はホテルのそれと同じ。こちらは有料。
とまあこんなような一日が数ヶ月続くわけです。

Mon. 17 April 2006 An Ordinary Cruising Day

Breakfast is served from 7:00 to 9’00 at two restaurants, one for Japanese breakfast, the other for western buffet style. All you have to do is just to choose which breakfast you would like to have. There is no cabin class difference in meals on most Japanese passenger boats. The Japanese restaurant serves a dazzling variety of good fish dishes. Some people participate in the morning group jogging on the 400m-long promenade deck or some in Qigong class before breakfast.

From 9’00 throughout a day, they open various classes and give us lectures. Some see movies at Hollywood Theater or, enjoy chatting with their friends at the lounges with coffee service, swimming in the seawater pool, playing tennis, staying at the grand spa, and many other things.

They have of course a library, but not so comfortable and rich in the number of books they keep as did the first ASUKA, where I spent much time surrounded by rather classic wooden furniture and many books. There was tranquility there. I miss the Asuka for two things, the library is one, and the magnificent mural painted by Ms. Noriko Tamura is another. I miss those graceful but powerful women of Asia on the walls of the stairwell from entrance hall. It was sold to a German shipping company and has been named Amadea.

I just quit visiting the library this time, and bury myself deep in the corner chair here and there in the lounges or decks to read, where there is no phone calls, door knocks…no bothering at all. I have been reading Susan Hertog’s “Anne Morrow Lindberg—Her Life” these days.

Lunch is also served in two styles, Japanese and western. Each choice is also up to you.

After 5:00, you must follow the dress code of the day. On casual-code evenings, a menu is mostly like that of Japanese casual home dishes, but differs from day to day, with kind consideration to balances and good health. On informal or formal-code days, they prepare gorgeous dishes with festive touches, leaving us choices. Sometimes a very prominent chef comes onboard and brings us to euphoria with his or her heavenly cooking.

And every evening, there is a stage entertainment at Galaxy Hall. This evening, the concert is by Mr. Hiromitsu Agatsuma, a young shamisen player. Shamisen is a Japanese traditional guitar-like musical instrument with three strings.

All in all, this is a typical day on board ASUKA II.

by magnifika | 2008-01-20 00:17 | クルーズ/Cruise


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