2006年6月4日
Sun. 4 June 2006
夕陽/Sunset
2006年6月4日(日) ニューファンドランド島付近
時差調整-1時間 日本との時差 -13時間
大西洋を渡る客船は悪天候を想定し、それを回避する日数をあらかじめスケジュールに組み込む。大きく迂回したり、ゆっくり航行で前線をやり過ごすなど客船ならではのゆったりスケジュールだ。今回ASUKA IIは運よく穏やかな大西洋を航海ができて時間の余裕がたっぷりできたので、明日キャプテンがカナダのサグネイフィヨルドを回ってくれるとのアナウンスがあった。
9:00現在曇り時々雨、霧。外気温9度C左舷後方より7mの風。既にセントローレンス湾内に入っている。セントローレンス湾も北からラブラドル海流、南からガルフ海流がぶつかり霧の出やすい海域である。今朝方ニューファンドランド島の南岸を通過後島のケープブレトンを通過。帯状の雲の向うに横たわる岬は肉眼でも見えて写真にもおさめた。明日の予報は曇り時々雨。気温14度C。
午後お茶の時間パームコートで堤先生のポエムリーディングを聴く。アルバ演奏のパッヘルベルのカノンをバックに静かな声が流れる。久々に耳にする美しい日本語、絶妙な「間」。ほっと力が抜ける。
朝とは打って変わり夕刻には霧もすっかりなくなり形容するにも形容しようのない豪華な夕日が雲と海とを染め上げた。この夕日を見ただけでもこのクルーズに出てよかったと思う。