2008年 02月 17日
2006年7月13日(木) 横浜入港 早朝時間調整+1時間 日本時刻に一致(後退29時間 前進5時間の調整が一回1時間で行われた) Thu. July 13, 2006 Back home at Yokohama 降ろうが照ろうが入出港にはこの3人の姿がここにある(笑)/Rain or shine, the set of three men has been found here at each arrival and departure LOL 正面に見えてきたベイブリッジ/Now the Bay Bridge in sight right in front 105日ぶりのBay bridge/The Bay Bridge after leaving it 105 days ago 美しい歓迎の散水ベール/Beautiful water veil of welcome home お出迎えの人々/Overflowing people to see the ASUKA arrival 6:30 浦賀水道通過 おなじみの陸の風景が両岸にみえてくる。 8:00 横浜水道入り口 どの港でも入港時そうしてきたように8階の舳先デッキで近づいてくるベイブリッジをKさんと語らいながら眺める。入港出港時決まっていつもこのデッキに陣取っていたのは船の専属カメラマンと、Kさんと私たちカップル。Kさんはたくさんの船に乗船している無類のクルーズ好きのかたで、船に乗っているだけでうれしいと言う。そういうKさんの中で「少年」がすっかり目を覚まして見ているだけで微笑ましい。多少の悪天候でもいつもこのデッキにあったKさんとパートナーの後姿も当たり前に眺めてきたが今日でそれにも終止符が打たれるのだ。すこし退いた位置から二人の後姿を何枚もカメラにおさめる。 横浜大桟橋でASUKA IIの入港を迎えている人たちにはこのあたりからASUKA IIの姿が見えているとのこと。 8:30 ベイブリッジをくぐる。クルーズから帰るときは決まってくぐるこの橋だがいつも独特の感激があって安堵感と旅の終わりの感傷が複雑にミックスする。いよいよ港の中に入ろうというときにKさんが「出かけるときはあんなに鳴り物入りで賑やかなお見送りをしてくれたのに、帰ってきたときは消防艇のお迎えもないのですかね」とぽつんと寂しそうに言った途端、防波堤の後ろから真っ白な水が勢いよく上がり白い裳裾のように水しぶきが水面に落ちてゆくのが目に飛び込んできた。すぐ目の前を「おかえりなさ~い、おかえりなさ~い!」と水の帯が叫んでいるようだった。ダイジョウブ・・・消防艇はしっかりお迎えに来ていてくれた。大桟橋が静かに近づいてくる。出港の折ほどではないけれど、お出迎えの人々が港の手摺り沿いにびっしりと並んでいる。音楽隊も賑やかに歓迎の音楽を奏でていてくれる。30に近い港々を見てきたが横浜港は清潔感、設備、業務の能率のよさで世界でも類を見ない優良な港だと思う。 パートナーと2人でよく歩いたプロムナードデッキを最後にゆっくり一巡する。生涯のこの時期にこの旅が可能になったことをしみじみうれしく味わう・・・反芻したくなるようなさまざまな体験と新たに出会った素晴らしい人々との交友・・・一言では語りつくせない溢れる思いの中で自分の中に確実に出かける前と違う自分を感じている。 いよいよ下船。エレベーターを降りて扉が開くとそこにはキャプテンはじめオフィサーたちや講座の講師の方たちがずらっと並んでお見送りのプロムナードを作っている。びっくりしたのは神戸まで帰る人たちがみな階段の上まで鈴なりになってお見送りにでていてくれた。お知り合いのご夫妻が大勢の中を掻き分けてきて「お元気でね、お元気でね」と手を握ってくれる。幾人かと握手をしたがお名残は尽きない。階段に並んだ沢山の顔が「ありがとう」とか「お元気で」とか叫んでくれる中を下船する。 税関までの荷物は私たちのウエイターとそのアシスタントと、そしていつの間にかそっと寄り添ってきてくれていた私たちのルームメイドの夫の3人が15個の荷物を探して手際よくカートに乗せ、入国ゲートぎりぎりまで運んで見送ってくれる。一押しするとそこにはもう宅配カウンターがあって預けるだけですむ。出口には既に帰国していたエンターテイナーの人々や旅行社の人、家族、郵船の地上スタッフ、マスコミ関係の人が大きな人垣を作って口々に「お帰りなさい、おかえりなさい・・・」と迎えてくれる。ああ大きな事業を成し遂げたのかも・・・ ちらっと明日からの社会復帰に思いを馳せる・・・ 曇っていた空から急に陽光が差して何もかもが眩しく光りだした。梅雨も明けたのだろうか・・・・ コメント/Comments ハワイから持ってきた椰子の実に・・・・ 税関の印がおされ~今もカチカチになったままあります。 magnifikaさんは地上に暮らしてる時も・・・・ 浮世離れのお暮らしだから~ 直ぐに馴染だことでしょう! 心配いりませんわ! 投稿情報: Kappa | 2010/06/27 15:25 たった一つの椰子の実がその旅全体とつながっているいるのですもの・・・宝物ですね。 選択肢が自宅の比ではありませんから・・・やはり。船はその意味で贅沢です! 投稿情報: magnifika | 2010/06/28 10:15
by magnifika
| 2008-02-17 22:50
| クルーズ/Cruise
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