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2009年 07月 02日

ASUKA II 南太平洋グランドクルーズ2009-60 ヌクヒバのティキ像など/Historic tiki statues


前回記事「タイオハエ大聖堂」の続き
Continuing from the last post of Nuku Hiva's Cathedral

2月25日(水) クルーズ37日目 仏領ポリネシア マルケサス諸島 ヌク・ヒバ
Wed. Feb. 25th, the 37th day of the cruise Nuku Hiva, the Marquesas Islands of French Polynesia

◆ ヌクヒバのティキ像など Tiki statues and other historic stone arts in Nuku Hiva

ティキはポリネシア文化圏の先祖をかたどった彫像。マルケサス諸島を起源とし近隣の島々に伝わっていったものといわれる。実はオークランドからポリネシアの考古学の権威、篠遠喜彦博士が乗船なさり貴重なレクチャーを拝聴する折を得た。ポリネシア文化のルーツを、発掘した釣り針から解いてゆく過程を息を呑む思いで伺った。西ポリネシアからマルケサス島に渡ったポリネシア人の文化がマルケサスを基点としてポリネシア各地に伝播していったことは、博士の地道な研究の功績で今では定説となっている。

* 篠遠喜彦博士 http://www.daido-life-fd.or.jp/04_shinoto.html

Tiki represented God and deified ancestors and originated in the Marquesas Islands, and later spread to other islands.

Dr. Yoshihiko Shinoto was invited to give us lecture and came aboard from Auckland. He is an archaeologist on Polynesia and cultural anthropologist of the area. His lecture was very interesting. Thanks to his study on the excavated fishing hooks, we now know the Polynesian culture spread to the other islands from the Marquesas Islands. 

* Dr. Yoshihiko Shinoto (Partly English) http://www.daido-life-fd.or.jp/04_shinoto.html


2匹の鰻伝説の彫像・Stone sculpture of 2-eel legend
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漁師の神 God of Fishermen
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コミュニティ・センター前の石像ティキ Stone-made Tiki
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イヴェント広場 / An ancient stone sculptures ofles Marquises Nukuhiva at the event square

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次回に続きます。
To be continued・・・





コメント/Comments

[いいですね]
篠遠博士のレクチャー、興味津々です。
素晴らしい機会があるのですね。
私の手元にある、1967年に第一刷が発行された文化人類学者畑中幸子氏の「南太平洋の環礁にて」という本に最近の東ポリネシアにおける考古学の成果や言語年代学の研究から、人びとは最初にマルケサス諸島からハワイへ向い、また一方ではイースター島、マンガレヴァ島へ移住したと考えられている。私はマンガレヴァ島への移住に関しては全面的には受入れかねている。
という一文がありました。
「なるほど、釣り針か」と、今かなり興奮(?)気味です(笑)
投稿情報: Laka | 2009/07/18 18:28

あっ、すごい! 畑中先生のご著書読んでらしたのですね!
有吉佐和子さんの「女二人のニューギニア」を読むと、畑中先生のキャラクターが面白おかしく描き出されていて吹出してしまいますが、すばらしい研究者でいらっしゃいますよね。
篠遠博士も、ご専門のお話となると全て他事は消滅し、のめりこんだようにお話になり公演時間も相当オーバーしてMCに中断されるという一幕もありました。私にはより多くのことが伺えてラッキーなタイムオーバーでした。
投稿情報: magnifika | 2009/07/18 23:22

「南太平洋の環礁にて」は私にとって、タヒチ=楽園(ゴーギャン的な)というイメージを上手に、そして私好みの方向にぶち壊して頂いた本で、今でも時々手にとって読んでいます。
畑中先生の視点というのか語り口と言うのか、その人となりが本当に面白くて、読みながらニヤリとしてしまうことが多々あります。
「女二人のニューギニア」は読んだことがなく、有吉佐和子さん視点で書かれた畑中先生を読んでみたいと思いました。
古本屋さんなどで探してみたいと思います。
そういうオーバータイムなら大歓迎ですよね。
たくさんの引き出しがあって、こちらの引き出しが開けば一緒にあちらの引き出しが開いてしまう…専門分野のお話って、こんなふうに尽きることがありませんよね。
1日中、いろんなお話を聞いていたいくらいです(笑)
投稿情報: Laka | 2009/07/19 10:11

「太平洋の環礁にて」も今入手が難しいですね。手元にあることを感謝しています。
ゴーギャンがらみのタヒチ=楽園イメージについては、荒俣宏先生の第一回講座演題「南太平洋 その楽園と地獄」でもやはりユニークな解釈展開がなされていて、含蓄に富んでいました。物事は光のあて方で様々に変容するものですね。
私は今回の様々な見聞から、いま自分独自の南太平洋感を彫刻のように形成しつつあります。
客船は最上級の頭脳と接触できる場でもあります。本当に幸せでした。
投稿情報: magnifika | 2009/07/20 00:25

[this is good]
I want to use tiki photo in my article.
投稿情報: カルタゴン | 2009/11/04 16:07

Pls be free to use it. It is my pleasure.
投稿情報: magnifika | 2009/11/04 21:11

by magnifika | 2009-07-02 23:49 | クルーズ/Cruise


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